レザー(革)のハンドルがだいぶ劣化してきてしまったので、自分で簡単に安く補修する方法を教えて下しさい。
このような疑問に答えます。
車が古くなると、ハンドル(ステアリング)がどうしても劣化してヒビや剥がれが出てきますよね。
ここでは、実際に私が行ってきた「安く・簡単に」レザーハンドルを補修する方法を紹介していきます。
Contents
結論、革靴用の補修塗料「アドカラー」を使おう
そもそもアドカラーって何?
「アドカラー」とは、革靴用の補修塗料です。
これを、レザーハンドル補修用に使おうというものです。
アドカラーの主な用途としては革靴になりますが、革製品であれば財布やキーケース、バッグなど様々な場面で使用できるようです(レザージャケットなどの衣料品には対応していないそうです)。
レザーのハンドルにも使用することができて、正しい手順で施工すれば満足のいく仕上がりにできると思います。
車のSNSサイトである「みんから」でも多くの人がハンドル補修を行なっていますので、そこまで難易度は高くなく誰でもDIYでも実施できるレベルだと思われます。
具体的な補修方法
必要な道具を準備しよう
ハンドル補修に必要な道具は下記にある6つのみです
- メラミンスポンジ(100均で買えるものでOK)
- 雑巾(100均のタオルでOK)
- 適当な容器(パレットとして使用します・ペッチボトルのキャップでも可)
- アドカラー(補修するレザーの色に合ったもの)
- 少量の水(アドカラーを希釈するためのもの)
- 刷毛or筆(100均で買えるものでOK)
レザーの色によって買わなければならないアドカラーの色の数が変わると思いますが、全部そろえても基本的には1000円程度でおさまると思われます。
ハンドルの色が黒の場合は、「クロ」色のアドカラーを購入しましょう。
また、茶色のハンドルの場合は茶色の程度が車種によって異なりますので、濃い茶色の場合は「ブラウン+ブラック」などで薄い茶色の場合は「ブラウン+キャメル」みたいな組み合わせで色を混合することによって実際のハンドルの色に近づけて塗っていくようにします。
注意点
ほとんどの車種のハンドルが「黒色」だと思いますが、一概に黒色と言っても若干薄い黒色だったりするケースがありますので、場合によっては「クロ+グレー」などの組み合わせにして色を合わせていく必要が出てくる可能性があります。
まずはハンドルの汚れを落とす
まずはアドカラーを塗る前の下地処理として、ハンドルの清掃を行っていきます。
ハンドルは運転するときはずっと握っているにも関わらず、ほとんど清掃されないケースがほとんどです。
特に、光沢が出ているようなハンドルは手垢等が蓄積されていることが考えられるので、入念にキレイにしていきましょう。
まずは、メラミンスポンジを水で濡らしてハンドルのレザー表面を優し目に擦っていきます。
注意点
あまり強く擦ってしまうと、もともと付いてるハンドルの塗料まで削ぎ落としてしまうので注意してください。
擦るとメラミンスポンジがけっこう汚れてくると思います。
ハンドルの光沢がなくなるくらいまで清掃が出来たら、硬く絞った雑巾でハンドルを拭いてあげましょう。
ひとまずここまでで下準備が完了しました。
アドカラーを塗っていこう
次にアドカラーを塗っていきます。容器にアドカラーを少量出して水で希釈します。
希釈倍率は最初はかなり薄くて大丈夫なので「10倍希釈」くらいで大丈夫です。
まずは、目立たないところに少し塗って、もとのハンドルの色と一致しているかどうかをよく確認してください。
大丈夫そうでしたら、刷毛で全体的にムラがないように塗り広げていきます。
塗り終わったら5分程度乾燥させてからさらに重ね塗りをしていきます。
だんだん慣れてきたら、「3倍希釈」にするとよりスピーディーに補修することができます。
このように、塗ったら5分乾燥を繰り返していくとだんだんと劣化部分が目立たなくなっていきます。
アドカラー施工前 アドカラー施工後
劣化箇所が目立たなくなるまでに補修が完了したら、数時間乾燥させてから運転するようにしましょう。
とはいえ、多少高額でもキレイに補修したいという方
DIYで比較的簡単に補修できると言われても、もしも失敗したら嫌だし多少高額になってもかまわないのでプロにお願いしたいという人もいると思います。
まあ、金銭的に余裕があればこの方が確実だと思いますので、プロに依頼してもいいと思います。
参考までに、プロへの依頼方法は下記です。
- ハンドル自体を新品のものに交換する(ディーラー)
- ハンドルのレザー部分の新品張り替え(リペアプロショップ)
- ハンドルの部分リペア(リペアプロショップ)
中でも、ディーラーに依頼して新品のものに交換してもらうのが最も短納期でキレイにできる方法と思います。
また、レザー部分の新品張り替えはレザーの色を選べると思うので、ちょっと気分を変えたいときにはいいかもしれません。
それから、金額に関してはどれも同じくらいの費用になると思われます。
純正のハンドルですと部品代のみで6万円程度かそれ以上はすると思いますので、工賃も含めて10万以下くらいにはなるかと思います。
まあこのようなプロ任せの方法もありますが、アドカラーを使ったDIYでの補修なら1000円程度でできてしまうので、そこまで高い完成度を求めなくてもいいという人は一回試してみるものいいかと思います。
一回試してみて、それでも満足できなければプロに依頼するというやり方でもいいでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
「アドカラー」を使うことで、レザーハンドル劣化補修が簡単にしかも1000円程度でできてしまうのでおすすめです。
プロにお任せしようと考えていた人も、少額でできてしまうので一回自分でやってみるのもいかがでしょうか。
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