【ホイールはみ出し】ディーラーに入庫を断られた時の4つの対処法

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ホイールを新しく購入したのですが、ディーラーに車を持って行ったらホイールがはみ出しているので入庫できないと言われました。
新しいホイールは履き続けたいし、何かいい対処法はありませんか?

このような疑問に答えます。

愛車の見た目のカッコよさを重視してツライチになるようにホイールを購入したのですが、ツラを攻めすぎてホイールがフェンダーから若干はみ出てしまいました・・・。
この時に実際に実施した対処法について紹介していきます。

ホイールがはみ出てしまった原因はツライチを攻めすぎたから

私の愛車の新しいホイールがフェンダーからはみ出してしまった原因は、車の個体誤差を考慮せずにツライチを攻めすぎてしまったからです。

車の個体誤差というのは、同じ車種の車はほとんどが同じ寸法で作られていますが、個体それぞれによって若干ですが寸法に違いがあるというものです。
純正のホイールの場合、結構内側にホイールが入り込んでいる理由は個体誤差も関係しているかもしれません。

また、ツライチというのは、ホイールの外表面がフェンダーのラインと一致していることを通称で言ったりしまして、車好きの間ではツライチがカッコいいとされています。

新しいホイールを買うならなるべくツライチにできるようにホイールのサイズを検討します。
私もその一人で、なるべくツライチになるようにホイール選びをしました。

実際には、タイヤ専門店でタイヤ+ホイールセットで購入したのですが、店舗のスタッフの人とよく打ち合わせをして決めました。
計算上はツライチのはずでしたが、実際には若干のはみ出しがあったという状況です・・・。

そもそもホイールがはみ出ているとどうして悪い?→道交法違反

そもそもホイールがフェンダーからはみ出しているとどうして悪いのかというと、道路交通法違反になるからです。
道路交通法では以下のように定めています。

体の外形その他自動車の形状に関し、〜省略〜、車体の外形その他自動車の形状が、鋭い突起を有し、又は回転部分が突出する等他の交通の安全を妨げるおそれのあるものでないこととする。この場合において、次に該当する車枠及び車体は、この基準に適合するものとする。

一 自動車が直進姿勢をとった場合において、車軸中心を含む鉛直面と車軸中心を通りそれぞれ前方30°及び後方50°に交わる2平面によりはさまれる走行装置の回転部分(タイヤ、ホィール・ステップ、ホィール・キャップ等)が当該部分の直上の車体(フェンダ等)より車両の外側方向に突出していないもの

道路交通法 第178条

要は、タイヤやホイールが車体の枠から外へ飛び出している状態だと、歩行者を怪我させてしまう可能性があり危険なので、このような法律によって厳しく定められているわけです。

特にディーラーは国で定めた認定の工場を謳って経営しているところが多いです。
そのため、法律に違反しているような車を整備していることがバレると営業できなくなる可能性があります。
だから、ホイールがはみ出した状態ではディーラーに入庫できないのです。

私の車がはみ出していた時は、実測で2〜3mm程度と言われました
このくらいだと目視ではほとんど分からないレベルなので、車検の時に検査されて初めて指摘されるかな〜くらいで考えていましたが、普通の整備でディーラーに入庫した時に指摘されたので、ちゃんとしている整備工場はきっちり見ているんだなと思いました。

ホイールのはみ出しへの対処法は4つ(費用が安い順)

それでは、早速ホイールがはみ出した時の対処法について見ていきましょう。
費用がなるべくかからない順に4つ紹介していきます。

ホイールがはみ出した時の対処法
  • ディーラー入庫の時だけ純正ホイールに履き替える
  • アライメント調整をする
  • 車高を落とす(ローダウン)
  • フェンダー叩き出し加工をしてもらう

ディーラー入庫の時だけ純正ホイールに履き替える

1つ目は、ディーラーに入庫する時のみ純正ホイールに履き替えるという対策です。

純正ホイールは基準を満たしていますので、純正ホイールを履いた状態なら入庫させてもらえます。

初めの頃は、私はこのような対応をしていました。
点検整備は多くても半年に1回程度だったためそこまで頻繁にホイール脱着をしたわけではなかったのでよかったです。

店でホイール脱着をお願いすると4輪で3,000円程度はするでしょう。
もっと節約したい場合は。自分でやるという選択肢もありです。

実際私は自分でホイール脱着をやっていました。
初期投資は少々かかりますが、下記のような工具(油圧ジャッキ・クロスレンチ・トルクレンチ)を揃えておけばいつでも自分でできますのでおすすめです。

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アライメント調整をする

2つ目は、アライメント調整をしてホイールをフェンダー内に引っ込めるという方法です。

アライメント調整とは、タイヤホイールの取り付け角度を調整することです。

道交法の説明ではホイールの上側進行方向に30°・逆方向に50°の範囲ではみ出てはいけないので、アライメント調整でタイヤホイールを少しハの字傾けてあげるとことで引っ込むように調整することができます。

注意点
調整できない構造の車もありますしハの字にしすぎて走行に支障が出たりしない範囲にしましょう。

車種によってアライメントの角度の規格範囲が決まっていますので、それを参照するといいでしょう。アライメント調整を行なっている店なら、詳しい情報を教えてくれると思います。

私も実際にアライメント調整をしたのですが、はみ出しが若干減ったものの完全には引っ込めることができませんでした。

このように上手く行かないパターンもありますので注意ください。

車高を落とす(ローダウン)

3つ目は、車高を落としてタイヤホイールを引っ込める方法です。

サスペンションの構造上、車高が下がるとタイヤホイールが内側に入り込んでいきます。

私の場合は、ホイールのはみ出しが約3mmほどありましたが、15mm程度車高を落とすことで3mm以上内側へ引っ込めることができました。

車高を落とす方法は「ローダウンスプリングに変更する」「車高調整式サスペンション(通称:車高調)に交換する」の大きく2つの方法があります。

『ローダウンスプリング』の場合は純正のショックアブソーバーを使用してバネのみ変更するため比較的安価というメリットがあります。

一方、『車高調整式サスペンション』への交換の場合は、ショックアブソーバーとバネの両方を交換するため、値段は張りますが乗り心地の向上が期待できます。ただしショックアブソーバーの寿命が純正のものより短いというデメリットもあります。

あなたの予算に合わせて選ぶといいと思います。

ちなみに私の場合は、ローダウンスプリングを使って車高を落とすことで、タイヤを引っ込めることができました。

フェンダー叩き出し加工をしてもらう

4つ目は、フェンダーを外側へ叩き出して、タイヤホイールがフェンダー内に収まっているように見せる方法です。

5mm程度の叩き出しなら可能かと思います。

注意点
フェンダーの叩き出しはボディーの鉄板を加工するものなので、車種によっては板金処理が必要になる可能性もあり、結構工賃がかかると思います。

また、片側5mmだと車幅が10mm大きくなるということなので、車検時に「構造変更」として申請が必要になるケースもあります。

まとめ

いかがだったでしょうか。

ホイールのはみ出しで困ったら以上の4つの対処法を実践してみるといいと思います。
まずはお金のかからない方法から実施して行って、予算とのバランスも見ながらやっていくと良いでしょう。

ホイールがはみ出した時の対処法
  • ディーラー入庫の時だけ純正ホイールに履き替える
  • アライメント調整をする
  • 車高を落とす(ローダウン)
  • フェンダー叩き出し加工をしてもらう
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