評判のいい、おすすめの自動車保険会社を教えてください。
このような疑問に答えます。
自動車保険の見直しをしようとしているあなた。おすすめランキングを調べても調査会社ごとにランキング結果がばらばらで、多くの方が、結局どの保険会社がいいのかわからず悩まれています。
この記事では、信頼度が高そうな自動車保険ランキング調査サイトについてと、調査ランキングからわかるおすすめの自動車保険会社とその選び方について詳しく解説していきます。
Contents
ランキング調査サイトでは「オリコン」の信頼性が高そう
代表的なランキング調査サイトは私が調べた限り5社ありますが、結論から言うと「オリコン株式会社」が運営するランキングサイトが最も信頼性が高いと思います。
「自動車保険 おすすめ」などのキーワードで検索すると、自動車保険会社のランキングが紹介されているサイトが多くあることがわかります。各サイトでランキングが同じ順位ならいいですが、少しずつ違っているのが問題で、これがあなたの自動車保険選びを悩ませてしまう1つの要因だと思います。
理由は、公表されている調査対象者人数と調査項目数が最も多いことと、常に最新のデータを提供しているという点です。
ランキング調査サイトの調査概要一覧
ランキング調査サイトの調査概要を下記のように一覧表にまとめてみました。
表を見てみると、「オリコン」の調査ランキングが多くの顧客の声を反映し、細かい分類で評価されていることがわかります。
調査機関 | 調査人数 | 調査項目数 | 調査時期 |
---|---|---|---|
オリコン | 13783人 | 7項目 | 2022年8月 |
J.D.POWAER | 4402人 | 6項目 | 2020年11月 |
価格.com | 4149人 | 5項目 | 2021年11月 |
保険市場 | 451人 | 5項目 | 2018年3月 |
NTTイフ | 非公表 | 非公表 | 2022年1月 |
というわけで、本記事ではオリコンの調査ランキングを元に議論していくことにします。
自動車保険会社ランキング一覧表(オリコン調査)
オリコンの公式サイトはこちらですが、各評価項目ごとの順位がぱっと見ではわかりにくいので、下の表にまとめてみました。
分類 | 保険会社 | 総合 | 保険料 | 加入・更新手続き | 商品内容の充実度 | 事故対応 | 調査・認定結果 | 受取額・支払いスピード | ロードサービス |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
代理店型 | 東京海上日動火災保険 | 5位 | 10位 | 7位 | 5位 | 4位 | 4位 | 5位 | 4位 |
代理店型 | 日新火災海上保険 | 14位 | 10位 | 10位 | 10位 | 5位 | |||
代理店型 | 損保ジャパン | 11位 | 10位 | 5位 | 6位 | 6位 | 5位 | ||
代理店型 | 三井住友海上火災保険 | 8位 | 10位 | 9位 | 6位 | 8位 | 8位 | 8位 | |
代理店型 | あいおいニッセイ同和損害保険 | 10位 | 9位 | 9位 | 8位 | 6位 | 6位 | 8位 | 5位 |
代理店型 | 共栄火災海上保険 | 12位 | 6位 | 6位 | 8位 | 4位 | 10位 | ||
代理店型 | AIG損害保険 | 3位 | 2位 | 1位 | 1位 | 1位 | 1位 | 1位 | 1位 |
ダイレクト型 | イーデザイン損害保険 | 2位 | 4位 | 3位 | 3位 | 3位 | 3位 | 3位 | 3位 |
ダイレクト型 | セゾン自動車保険(おとなの自動車保険) | 4位 | 3位 | 3位 | 3位 | 9位 | 9位 | 3位 | 8位 |
ダイレクト型 | 三井ダイレクト損害保険 | 8位 | 7位 | 7位 | 10位 | ||||
ダイレクト型 | ソニー損害保険 | 1位 | 5位 | 2位 | 2位 | 2位 | 2位 | 2位 | 2位 |
ダイレクト型 | SBI損害保険 | 6位 | 1位 | 5位 | 6位 | 6位 | 10位 | ||
ダイレクト型 | アクサ損害保険(アクサダイレクト) | 13位 | 8位 | ||||||
ダイレクト型 | チューリッヒ保険 | 7位 | 6位 |
ランキング一覧からわかった自動車保険会社の正しい選び方
ランキング一覧からわかる自動車保険会社の選び方を4つまとめてみました。
それぞれ順に紹介していきます。
サービス重視の方は「代理店型」を、安さ重視の方は「ダイレクト型」を選ぼう
まずは、代理店型とダイレクト型の違いについて見ていくために、簡単な比較表を作ってみました。
項目 | 代理店型 | ダイレクト型 |
---|---|---|
保険料 | 高い | 安い(代理店型の半額程度) |
加入・更新手続き | 代理店担当者経由で行う | WEBから24時間いつでも可能 |
補償内容の充実度 | 大きな違いはない | 大きな違いはない |
補償内容の決め方 | 代理店担当者と相談しながら決める | 自分で検討し決める |
事故時の連絡方法 | 代理店担当者へ電話連絡する | 保険会社オペレーターに電話連絡する(毎度、担当が変わる) |
現場かけつけ | 担当者・現場・時間帯によって異なる | 保険会社の関係者は現場に来ることはない |
事故対応・示談交渉 | 大きな違いはない | 大きな違いはない |
ロードサービス | 大きな違いはない | 大きな違いはない |
まず、サービス重視の方は『代理店型』自動車保険を選ぶことをおすすめします。
というのも、代理店型の自動車保険会社のほとんどは、事故対応、調査・認定結果、受取額・支払いスピード、ロードサービスの項目で上位獲得しているからです。どれを選んでも間違いはないでしょう。
『代理店型』は人件費をかけて保険契約者に担当者をつけています。万が一の事故のときに頼れる担当者がいるというのは非常に安心感がありますし、自分に代わって事故対応をしてくれたり、場合によっては事故現場に駆けつけてくれたりしてくれるのはありがたいです。
人件費にコストをかけているからこそ成り立つ充実のサービスが顧客の満足度を上げ、ランキングの結果にも反映されているのだと思います。
一方で、保険料の安さを重視する方は『ダイレクト型』自動車保険を選ぶことをおすすめします。
なぜなら、ダイレクト型の自動車保険は代理店型に比べて圧倒的に保険料が安い(約半額)からです。調査ランキング結果からも、ダイレクト型は保険料の項目で上位を獲得していることがわかります。
『ダイレクト型』は実店舗を持たず最小限の人員で運営されているため、コストカットされた分を保険料の安さとして契約者に還元しています。代理店型に比べて年間で3万〜5万円以上も節約できる可能性があるため、かなりの節約になるでしょう。
とはいえ、安かろう悪かろうでは意味がありませんよね。ダイレクト型自動車保険の中でも事故対応などのサービス面の評価が高い会社を選ぶことをおすすめします。具体的な会社は次の章で詳しく解説します。
ダイレクト型と代理店型の違いを詳しく知りたい方は、次の記事も参考にしてみてください。
迷ったら総合評価の高い「ソニー損保」がおすすめ
サービスの手厚さと保険料は基本的にはトレードオフですが、どちらも重視したいですよね。
そんな方は、総合評価の高い「ソニー損保」がおすすめです。
なぜなら、ソニー損保はダイレクト型自動車保険ですが、ダイレクト型のデメリットであるサービス面(事故対応、調査・認定結果、受取額・支払いスピード、ロードサービスの項目)ですべて2位(1位は代理店型のAIG損保)を獲得しており、総合満足度では堂々の1位を獲得しているからです。昔から信頼を集めている老舗大手保険代理店の顧客満足度をおさえてサービス面で2位を獲得しているのはけっこうすごいことだと思います。
ちなみに、自動車保険会社のシェアをまとめると下の表のようになります。
保険会社 | 正味収入保険料(億円) | シェア(%) |
---|---|---|
損保ジャパン | 10,785 | 26.24% |
東京海上日動火災保険 | 10,785 | 25.90% |
あいおいニッセイ同和損保 | 6,840 | 16.64% |
三井住友海上火災 | 6,592 | 16.04% |
ソニー損害保険 | 978 | 2.38% |
アクサ損害保険(アクサダイレクト) | 485 | 1.18% |
三井ダイレクト損害保険 | 372 | 0.91% |
セゾン自動車保険(おとなの自動車保険) | 334 | 0.81% |
イーデザイン損害保険 | 279 | 0.68% |
SBI損害保険 | 232 | 0.56% |
チューリッヒ | 129 | 0.31% |
そんぽ24 | 121 | 0.29% |
セコム損保 | 76 | 0.18% |
代理店型大手保険会社で約85%のシェアを占めている中、ソニー損保はシェアわずか2.4%です。このように圧倒的な体力差があるにもかかわらず、顧客満足度No.1を獲得できているのは企業努力のたまものなのだと思います。ちなみにダイレクト型自動車保険会社の中では堂々のNo.1のシェアを誇っています。
一方で、完璧に近いソニー損保の評価ですが、1つだけデメリットがあります。それは高級車・旧年式車に車両保険がつけられないことです。
詳しくは次の章で解説します。
高級車・旧年式車・スポーツカーなら「セゾン自動車保険」または「イーデザイン損保」がおすすめ
ソニー損保がおすすめ!という話をしてきましたが、高級車や旧年式車の愛車を持つ方は「セゾン自動車保険(おとなの自動車保険)」あるいは「イーデザイン損保」がおすすめです。
理由は、サービス面の顧客満足度がソニー損保に次いで高評価なところに加えて、高級車や旧年式車でも車両保険をつけることができるからです。
例えば、私の愛車であるV36スカイラインクーペですが、ソニー損保では車両保険をつけることができませんでした。初年度登録から14年が経った車であることが原因かと思われます。
よほどのポンコツ車に乗っている方以外、車両保険をつけるのは一般的なことだと思います。ですので、私のスカイラインクーペのように、この程度の車の条件で車両保険が付けられなくなってしまうソニー損保は少し残念でした・・・。
とはいえ、セゾン自動車保険は総合No.2、イーデザイン損保は総合No.4と顧客満足度は高く、みんなから選ばれている保険と言えると思います。特に、セゾン自動車保険の保険料は安さに定評があるためおすすめで、私もこちらに乗り換えようと検討中です。
とことん安い保険会社を選ぶなら「自動車保険一括見積サービス」を利用しよう
これまで、オリコン調査による自動車保険会社ランキングについて議論してきました。
7つの評価項目(保険料、加入・更新手続き、商品内容の充実度、事故対応、調査・認定結果、受取額・支払いスピード、ロードサービス)のうち「保険料」を除きランキング結果を見て想像しながら保険会社を決めるしかありません。
しかし、唯一「保険料」だけは、自分で確認する方法があります。
それは、「自動車保険一括見積サイト」のサービスの利用です。
自動車保険一括見積サイトとは?
一回の見積条件の入力で、複数の自動車保険会社(特にダイレクト型)から一括で見積を取れるサービスを提供しているサイトのことです。
保険料を圧倒的に安くできるダイレクト自動車保険ですが、保険料の安さは車種や補償内容の組み合わせによって変わってきます。
しかし、最も安い会社を探すために、複数社でそれぞれ見積もりを取ろうとすると結構な労力がかかります。
そんなときに、自動車保険一括見積サービスを使えば、5分程度の入力で、ほぼすべてのダイレクト型自動車保険会社から一括で見積もりを取得することができるのです。
まずは、現在の保険料を確認する意味で1度利用してみることをおすすめします。
\おすすめNo.1の自動車保険一括見積サイト!/
ちなみに、私自身、評判のいい2つの自動車保険一括見積もりサイトを利用してみて、感想や注意点などを詳しくまとめましたので、自動車保険見直しの際には、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
自動車保険会社のランキングサイトはいろいろありますが、特にオリコン調査ランキングの信頼度が高く参考にできるでしょう。
そのオリコン調査ランキング一覧からわかる自動車保険会社の選び方は下記の4つにまとめられます。
- サービス重視の方は「代理店型」を、安さ重視の方は「ダイレクト型」を選ぼう
- 迷ったら総合評価の高い「ソニー損保」がおすすめ
- 高級車・旧年式車・スポーツカーなら「セゾン自動車保険」または「イーデザイン損保」がおすすめ
- とことん安い保険会社を選ぶなら「自動車保険一括見積サービス」がおすすめ
一般的に事故対応などのサービス面の悪さがデメリットであったダイレクト型自動車保険会社ですが、ソニー損保をはじめ、代理店型自動車保険会社よりも顧客満足度の評価が高い会社があることがわかります。
代理店型のサービス面の良さは調査ランキングの結果からも間違い無いですが、なんとなく安心という理由だけで選んでいるとしたら、年に5万円以上も損をしているかもしれません。
そこで、保険会社の見直しのきっかけになるのが、自動車保険一括見積サービスの利用です。5分程度の情報入力で、その場で複数社の保険料見積もりができてしまいます。
あなたもこの機会にぜひ活用してみてはいかがでしょうか?
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